jNet ThingX のJavaCard OS と、改ざん防止機能を搭載するシノプシスのARC SEM コアの組み合わせにより Common Criteria に準拠したSoC の開発が容易に
概要
2017年5月2日 カリフォルニア州マウンテンビューならびにサンノゼ発 – シノプシス(91吃瓜网、Nasdaq上場コード:SNPS)とjNet ThingX は本日、シノプシスのDesignWare ARC SEM security processors 向けにjNet ThingX の&苍产蝉辫;の最适化とポーティングを完了したことを発表した。これにより、组込みアプリケーション向けの高度にセキュアな贬奥/厂奥プラットフォームが実现可能となる。
JavaCard v3.0.4 ならびにGlobalPlatform v2.2.1 仕様は、スマートカードや同等のセキュリティ?レベルが要求されるデバイスが達成しなければならない規準となるCommon Criteria(CC)Evaluation Assurance Level(EAL)5+ をサポートしている。
SecureShieldTMテクノロジを組み込んだARC SEM プロセッサは、セキュアな実行環境とノンセキュアな実行環境を分割管理してTEE(Trusted Execution Environments)を構築し、サイドチャネル攻撃をはじめとする、高まるセキュリティ上の脅威からデバイスを防御する。
ARC SEM プロセッサとJavaCard OS の組み合わせにより、NFC 決済、行政機関発行の身分証明書、スマートカード、スマートメーター、OTAP(Over-The-Air Provisioning)を使用した組込みUICC(eUICC)、組込みSIM(eSIM)をはじめ、広範囲にわたる低消費電力モバイル機器、インダストリー機器、IoT 機器向けに、よりセキュアなSoCを実現することができる。
jNet ThingX Corporation CEO Mikhail Friedland は次のように述べている。「セキュアなチップの必要性は、従来のスマートカードはもとより、多岐にわたるコネクティッド?デバイスにまで拡大していますが、シノプシス社のセキュリティ?プロセッサ ARC SEM と当社のJavaCard テクノロジの組み合わせは、こうしたセキュリティ?クリティカルなアプリケーションのための強力なプラットフォームをご提供します。ARC SEM コアの活用により、セキュアで、低消費電力かつコスト効率の高いプロセッサ?ベースのソリューションを開発できます。これは、厳しいシリコン?リソース制約の中でCommon Criteria に準拠したSoC を開発するのに不可欠なソリューションです」
jNet ThingX は、決済カードや行政機関発行の身分証明書、eUICC/eSIM といった高度なセキュリティが求められるアプリケーション向けに、GlobalPlatform をサポートするJavaCard OS を開発している。JavaCard OS には、JavaCard Virtual Machine(JCVM)、JavaCard Runtime Environment(JCRE)、JavaCard API クラス?ライブラリ、Crypto ライブラリが含まれている。Java 環境で開発を進めることにより、ソフトウェアの欠陥を抑え、ソフトウェア?メンテナンス?コストを削減し、開発期間を短縮するといったメリットを得られ易くなる。
シノプシスのDesignWare ARC SEM110 ならびにSEM120D は、改ざん防止機能を搭載した小面積 / 低消費電力のセキュリティ?プロセッサであり、さまざまな省電力?組込みセキュリティ?アプリケーションにとって理想的なソリューションである。インストラクション実行サイクルの均一化や消費電力のランダム化機能によりサイドチャネル攻撃に対する防御を実現し、ハッキングに対する耐性を向上させている。またSecureShield Runtime Library によりセキュアな実行環境(TEE)の構築を容易化できるため、セキュリティ?センシティブなデータを、隔離されたセキュア環境下に格納した上で処理し、セキュリティ上の脅威から保護することができる。さらに、オプションのCryptoPack を使用してカスタム命令を追加することにより、AES、SHA-256、RSA、ECC といった暗号化アルゴリズムを短期間で実装できる。
シノプシス IP マーケティング担当副社長 John Koeter は次のように述べている。「差分電力解析のような物理的なセキュリティ攻撃手法は、eSIM をはじめとする高度なセキュリティが求められるアプリケーションにとって深刻な問題となっています。ARC SEM プロセッサ用に最適化されたjNet ThingX 社のJavaCard OS を使用されることにより、組込みアプリケーション開発者の皆様は、面積や消費電力を最小限に抑えた上で、ハードウェア/ソフトウェアへの攻撃に対する防御機能を備えたセキュアなシステムを実現できます」
提供可能时期ならびに関连情报
ARC SEM プロセッサ向けjNet ThingX JavaCard OS は、jNet より既に提供を開始している。DesignWare ARC SEM プロセッサならびにCryptoPack オプションは、シノプシスより既に提供を開始している。
DesignWare IP について
シノプシスは、システムオンチップ向けの高品質かつシリコン実証済みIP のリーディング?プロバイダである。シノプシスの多岐にわたるDesignWare IP 群は、ロジック?ライブラリ、組込みメモリー、組込みテスト、アナログIP、有線?無線通信向けインターフェイス(业界標準プロトコル)IP、セキュリティ滨笔、組込みプロセッサ?コアとそのサブシステムで構成されている。IP に関連するソフトウェア開発とハードウェア/ソフトウェア統合を容易にするため、シノプシスのIP Acceleratedイニシャティブは、IP プロトタイピング?キット、IP 向けソフトウェアの開発キット、IP サブシステムを提供している。DesignWare IP は、信頼性の高い開発手法、品質確保のための巨額の投資の所産であるだけでなく、包括的な技術サポートとともに提供されているため、设计者は、IP のSoC への統合リスクを最小化し、最終製品の市場投入までにかかる期間を短縮することができる。详细情报はhttp://www.synopsys.com/designwareより入手可能。
jNet ThingXについて
jNet ThingX は、スマートカードやIoT エッジ?デバイスなどの超小型デバイスのセキュアなネット接続を可能にする組込みOS をライセンス提供している“technology enabler”カンパニーである。国内外の半導体製造企業やスマートカード開発企業と契約を結び、最新のJavaCard ならびにGlobalPlatform 仕様を提供している。
详细情报はより入手可能。
シノプシスについて
91吃瓜网(Nasdaq上場コード:SNPS)は、我々が日々使用しているエレクトロニクス機器やソフトウェア製品を開発する先進企業のパートナーとして、半導体设计からソフトウェア開発に至る領域(Silicon to Software)をカバーするソリューションを提供している。電子设计自動化(EDA)ソリューションならびに半導体设计資産(IP)のグローバル?リーディング?カンパニーとして長年にわたる実績を持ち、ソフトウェア品質/セキュリティ?ソリューションの分野でも业界をリードしており、世界第15 位のソフトウェア?カンパニーとなっている。シノプシスは、最先端の半導体を開発しているSoC(system-on-chip)设计者、最高レベルの品質とセキュリティが要求されるアプリケーション?ソフトウェアの開発者に、高品質で信頼性の高い革新的製品の開発に欠かせないソリューションを提供している。詳細な情報は、 http://www.synopsys.com/japan より入手可能。
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日本シノプシス合同会社 フィールド?マーケティング?グループ 藤井 浩充
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