リバーシブルなUSB Type-CコネクタならびにUSB 3.1、3.0、2.0仕様をサポートする DesignWare USB-C IP
概要
2015年7月28日カリフォルニア州マウンテンビュー発 – シノプシス(91吃瓜网、Nasdaq上場コード:SNPS)は本日、USB 3.1、3.0、2.0仕様のみならずUSB Type-CTM(USB-CTM)コネクタ仕様をサポートした业界初のUSB IPを発表した。USB Type-C仕様により、リバーシブルなコネクタ機構、最大10Gbpsのデータ転送レート、双方向の給電能力、オーディオ?マルチプレクシング、DisplayPortやMHL などのオルタネート?モードの実現が容易になる。 Type-Cの機能を組み込んだシノプシスのDesignWare USB-C PHYsでは、小型のリバーシブル?コネクタ機構の サポートに必要だったマルチプレクサやクロスバースイッチ部品が不要となるため、部品コストを削減できる。
USB Type-Cのサポートには、2つのSuperSpeedデータパスもしくは2つのEnhanced SuperSpeedデータパスに対応しなければならないため、设计者はデュアル構成のPHYソリューションを使って2つのnon-Type-C USB PHYを実装するか、Type-C向けに最適化されたシングルPHYソリューションを採用するかしなければならない。USB 3.1、3.0、2.0仕様をサポートするDesignWare USB-C PHY IPソリューションは、小面積の最適化ソリューションであり、デュアル構成のPHYソリューションと比べてピン数を最大40%削減することができる。また、28nm、14/16nm FinFETプロセスでの豊富な量産実績を持つDesignWare USB PHYアーキテクチャをベースに開発されているため、最先端のプロセス?ノードでIPを実装する場合でもSoC開発リスクを抑えることができる。さらに、スマートフォンやタブレット端末などのモバイル機器、デジタルTVなどの量産家電、ストレージ機器やネットワーク機器などの厳しい 低消費電力化の要求に対応するため、消費電力最適化も施されている。
DesignWare USB-C 3.1 PHYは、10 Gbpsもしくは5 Gbpsのデータ転送レートを提供しており、10 Gbps データ転送時の消費電力を55mW以下に抑えることができる。 DesignWare USB-C 3.0 PHYは、単一GDSでUSB 3.0、2.0の全ての転送モード(SuperSpeed、High-Speed、Full Speed、Low Speed)をサポートしている。
Teledyne-LeCroy社 プロダクト?マーケティング?マネージャー Mike Micheletti氏は次のように語っている。「シノプシス社とは、15年以上にも渡って協業を続けており、USB仕様が新世代に入る度に、両社のソリューションのインターオペラビリティ?テストを短期間で実施してまいりました。インターオペラビリティ?テストは、USB 3.1エコシステムの構築に不可欠です。DesignWare USB-C 3.1ならびに3.0 IPと当社のVoyager M310Cのインターオペラビリ ティ?テストが成功することにより、设计者の皆様は、IPが期待通りに動作し、開発リスクを抑制できることに確信を持つことができるようになるからです」
DesignWare USB-C PHYは、シノプシスのUSBソリューションの一部である。シノプシスが提供する包括的なUSBソリューションは、PHYの他にコントローラIP、検証用滨笔、IP Prototyping Kit、IP向けソフトウェア開発キットも 提供しているため、コンシューマ/モバイル機器向けSoCへのIP統合リスクを抑制し、開発期間を短縮することができる。 DesignWare USB 3.1 Controller IPは、1億個以上のSoC出荷実績を持つDesignWare USB 3.0 Controller IP アーキテクチャをベースに開発されており、10Gbpsのデータ転送レートやパワーセービング機能を提供し、既存のUSB 3.0ソフトウェア?スタックとデバイス?ドライバとの下位互換も維持している。 DesignWare USB 3.1/3.0 IP Prototyping KitsとIP向けソフトウェア開発キットは、IPのプロトタイピングとSoC統合の工数削減に不可欠なハードウェアとソフトウェアを提供しているため、キットを入手して数分後にはUSB IPのSoCへの実装を開始することができる。検証用滨笔は、100% SystemVerilogで記述されており、ソースコードで提供されるテストスイートを備えたUVMアーキテクチャをベースにしているため、USBインターフェイスがSoC上で適切に接続/統合されているかどうかを確認するための検証環境を短時間で構築できる。
MCCI社 CEOのTerry Moore氏は次のように語っている。「シノプシス社のDesignWare IPのようなUSB 3.1仕様とType-C仕様の両方をサポートするソリューションにより、コンシューマ/モバイル機器で高い処理能力と使い易さを両立させることができるようになります。これらの仕様に対する関心が高まっている中にあって、シノプシス社のIPとMCCIソフトウェアは、これらの最新規格のいち早い採用を可能にします。业界最高水準のハードウェア実装があってこそ、ソフトウェアのシームレスな実行が可能となります。実証済みのハードウェア?プラットフォームを提供してくれるシノプシス社の高品質なDesignWare IPにより、お客様各社は、エンドユーザーを満足させられる製品開発が可能となります」
シノプシス IP&プロトタイピング マーケティング担当副社長 John Koeterは次のように述べている。「USBのType-Cコネクタ接続と10Gbpsデータ転送レートのニーズが高まっているため、システム?アーキテクトは、こうした機能を実装した製品開発を早める必要があります。シノプシスには、過去10年以上にわたってUSP IPをリードしてきた実績があり、USB Type-Cのような最新規格の採用には何が必要とされるかを熟知しています。だからこそ、めまぐるしく進展するマーケットにあって開発企業各社が競争力を維持していくのに不可欠なIP製品を迅速にご提供することができるのです」
提供时期
DesignWare USB-C 3.1 PHY、DesignWare USB-C 3.0 PHYならびにDesignWare USB 3.1 PHYは、既に提供を開始している。 ホスト/デバイス?コントローラIP、検証用滨笔、IP Prototyping Kit、IP Virtualizer Development Kitも含めた包括的DesignWare USB IPソリューションも、既に提供を開始している。
DesignWare IPについて
シノプシスは、システムオンチップ向けの高品質かつシリコン実証済みIPのリーディング?プロバイダである。シノプシスの多岐にわたるDesignWare IP群は、ロジック?ライブラリ、組込みメモリー、組込みテスト、アナログIP、有線?無線通信向けインターフェイス(业界標準プロトコル)IP、セキュリティ滨笔、組込みプロセッサ?コアとそのサブシステムで構成されている。IPに関連するソフトウェア開発とハードウェア/ソフトウェア統合を容易にするため、シノプシスのIP Acceleratedイニシャティブは、IPプロトタイピング?キット、IP向けソフトウェアの開発キット、IPサブシステムを提供している。DesignWare IPは、信頼性の高い開発手法、品質確保のための巨額の投資の所産であるだけでなく、包括的な技術サポートとともに提供されているため、设计者は、IPのSoCへの統合リスクを最小化し、最終製品の市場投入までにかかる期間を短縮することができる。詳細情報は http://www.synopsys.com/designwareより入手可能。
シノプシスについて
91吃瓜网(Nasdaq上場コード:SNPS)は、我々が日々使用しているエレクトロニクス機器やソフトウェア製品を開発する先進企業のパートナーとして、半導体设计からソフトウェア開発に至る領域(Silicon to Software)をカバーするソリューションを提供している。電子设计自動化(EDA)ソリューションならびに半導体设计資産(IP)のグローバル?リーディング?カンパニーとして長年にわたる実績を持ち、ソフトウェア品質/セキュリティ?テストの分野でもCoverityソリューションで业界をリードしており、世界第15位のソフトウェア?カンパニーとなっている。シノプシスは、最先端の半導体を開発しているSoC(system-on-chip)设计者、最高レベルの品質とセキュリティが要求されるアプリケーション?ソフトウェアの開発者に、高品質で信頼性の高い革新的製品の開発に欠かせないソリューションを提供している。 詳細な情報は、 http://www.synopsys.com/japan より入手可能。
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日本シノプシス合同会社 フィールド?マーケティング?グループ 藤井 浩充
TEL: 03-6746-3940 FAX: 03-6746-3941