新しいDesignWare IP Development Kitとカスタマイズ済みサブシステムにより短時間でのプロトタイピング、早期ソフトウェア開発、SoCへのIP統合を支援
概要
2014年6月2日 カリフォルニア州マウンテンビュー発 - 半導体やエレクトロニクス?システムのイノベーションを加速させる開発用ソフトウェア、IP、技術サービスの世界的リーダーであるシノプシス(91吃瓜网、Nasdaq上場コード:SNPS)は本日、SoCへのIP統合にかかる時間と労力の大幅削減を支援するIP Acceleratedイニシャティブについて発表した。IP Acceleratedイニシャティブは、新しいDesignWare IP Development Kit (IP Prototyping KitならびにIP Virtual Development Kit)、カスタマイズ済み滨笔サブシステムを提供することにより、シノプシスが业界をリードするシリコン実証済みIPポートフォリオを補強するもので、これによりプロトタイピング、ソフトウェア開発、SoCへのIP統合が加速する。このイニシャティブにより、シノプシスは、従来のIPプロバイダの枠組みを飛び越え、设计者がより少ない労力/開発リスク/開発期間でIP統合を完遂するのを支援するためにIPプロバイダが提供しなければならない真のソリューションを提供する。
複雑度が増大する一方のSoCハードウェアとソフトウェアの開発スケジュール厳守を支援するためには、IPプロバイダはこれまでとは違ったソリューションを提供しなければならない。従来のようにIPブロックを提供するだけでは、難易度が拡大するSoC開発課題を解決するにはもはや十分とは言えない。開発者は、IPのコンフィギュレーションとSoC統合を容易化でき、ソフトウェア開発を短期化できる真のソリューションを求めている。IP Acceleratedイニシャティブは、開発者のこうした要請に応えるためのソリューションである。
Semico Research社 ASIC/SoCシニア?マーケット?アナリスト Richard Wawrzyniak氏は次のように語っている。「複雑化を極めるデザイン、増加する開発コスト、ますます短くなる開発期間などにより、2012年から2018年にかけて、サードパーティー製IPの使用量は倍増すると推定されています。開発コストと開発リスクを抑え開発期間を短縮するため、ますます多くの企業が、シノプシス社のようなサードパーティーIPプロバイダ対して、IP Acceleratedイニシャティブが提供するような包括的なソリューションを求めるようになっています」
DesignWare IP Prototyping Kit
DesignWare IP Prototyping Kitは、実証済みのIPリファレンス?デザインを中心とした開発キットで、设计者はこのリファレンス?デザインを使ってSoCシステム構成に適合したIP実装を数分で開始できる。DesignWare IP Prototyping Kitは、IPのプロトタイピングとシステム統合にかかる労力の削減に不可欠なハードウェアならびにソフトウェア部品で構成されている。事前コンフィギュレーション済みのIPとSoC統合ロジックとともに提供されるFPGAベース?プロトタイピング?システム HAPS-DX、PHYドーターボード、シミュレーション?テストベンチ、Linux/リファレンス?ドライバ/参照アプリケーションを実行可能なDesignWare ARC 32-bitプロセッサ?ベースのソフトウェア開発プラットフォームである。设计者は、シノプシスのIPコンフィギュレーション?ツール coreConsultant、論理合成/デバッグツール ProtoCompiler、コンパイル?スクリプトからなるフローを使って、開発対象のシステムに最適なIPコンフィギュレーションに変更できる。
DisplayLink社 ワールドワイド?セールス&マーケティング担当上級副社長 John Cummins氏は次のように語っている。「当社は、より優れたソリューションをお客様各社に提供するため、開発予算の50%をソフトウェア開発に投資していますが、同時に必要なのはシステムに関する専門知識を深めることです。必要な各種IPブロックの調達だけでなく、いかにしてIPをSoC全体のシステム構成に適合する形で統合し、バリデーションを行うかを考えねばなりません。シノプシス社のIP Acceleratedイニシャティブは、まさにこのニーズに対する解答であり、IP向けのソフトウェア開発を行いSoCに統合する能力に直結するキーポイントに対応したソリューションです」
DesignWare IP Prototyping Kitの写真はこちら:
Synopsys DesignWare IP Prototyping Kit
DesignWare IP Virtual Development Kit
DesignWare IP Virtual Development Kitは、リファレンス?バーチャル?プロトタイプによるソフトウェア開発環境である。マルチコアARM?Cortex?-A57 VersatileTMExpressボードのモデルとDesignWare IPのコンフィギュアブル?モデルで構築されている。DesignWare IP Virtual Development Kitは、Linaro Linuxを実行でき、DesignWare IP向けのリファレンス?ドライバも提供しており、非侵入型のデバッグ制御と可視化が可能である。
ソフトウェア開発者は、DesignWare IP Virtual Development KitやDesignWare IP Prototyping Kitを実証済みターゲット?システムとして使用し、SoCハードウェアの開発進捗と平行して早期ソフトウェア開発/ブリングアップ/デバッグ/テストを実施できる。Linuxソフトウェア?スタックがすぐに使える状態で用意されているため、開発者は、ソフトウェア開発に即時に着手でき、IPに必要なソフトウェアの開発(ドライバ、ブートコード、ファームウェアなど)に専念できる。
DesignWare IP Virtual Development KitもDesignWare IP Prototyping Kitも、既存のソフトウェア開発ツール群に容易にプラグインでき、一般的なソフトウェア?デバッガとのシームレスなインターフェイスが確保されているため、システムの広範囲にわたってデバッグと解析を実行できる。また、SoC全体を表現するのに必要な場合は容易に拡張できるため、ボード?サポート?パッケージ(BSP)を早期かつ短期間に開発できる。
VDC Research社 M2M & エンベデッド?テクノロジ担当上級副社長 Chris Rommel氏は次のように語っている。「システムを構成するソフトウェアの規模と複雑度が激増しているため、半導体企業各社は、組込みソフトウェア開発にかかるコストと労力の急上昇を回避するための新しいソリューションを求めています。半導体各社では開発労力の50%以上をソフトウェア開発に注ぎ込むようになっており、こうした企業は、シノプシス社のDesignWare IP Virtual Development Kitを活用することにより、ますますソフトウェア?ドリブンとなりつつあるマーケットでの競争力を維持することができるでしょう」
カスタマイズ済み滨笔サブシステム
シノプシスのエキスパート?エンジニアには、IPサブシステム統合についての幅広い知識の蓄積があり、设计者がDesignWare IPを開発対象のシステムに最適なものにカスタマイズし、SoCに統合する工程を支援するサービスを提供する。设计者は、シノプシスが持つIPに関する専門技術を活用して、SoCに完全統合されたバリデーション済みサブシステムを入手できるため、IPのアセンブリと統合にかかる労力とコストを削減することができ、自身は標準規格IPの開発や統合の作業ではなくSoCの差別化そのものに注力することができるようになる。
シノプシス ソリューション?グループ 上級副社長兼ジェネラルマネージャー Joachim Kunkel は、次のように述べている。「市場競争力を維持し続けるために、企業は開発期間短縮のすさまじいプレッシャーにさらされ続けています。IPプロバイダが提供してきた従来のソリューションでは、こうした企業のニーズに対応することができないのは明らかです。お客様各社は、爆発的に増加しているソフトウェア量とチップの複雑性に対処するため、IPプロバイダにこれまでとは違ったソリューションを求めておられます。IP Acceleratedイニシャティブは、新しいDesignWare IP Prototyping Kit、DesignWare IP Virtual Development Kit、そしてカスタマイズ済み滨笔サブシステムの提供により、设计者がより短期間でIPプロトタイピングを完了し、より簡単にIP統合を実現し、より早期にソフトウェア開発を開始できるよう支援してまいります」
提供开始时期と参考情报
各種DesignWare IP向けのDesignWare IP Prototyping KitならびにDesignWare IP Virtual Development Kitは、7月の提供開始を予定している。
Design Automation Conference(DAC)会場のシノプシス?ブース(ブース番号:1133)では、下記スケジュールでDesignWare IP Virtual Development Kitのデモを公開している。
6月2日(月) | 1:00pm |
6月3日(火) | 3:00pm |
6月4日(水) | 1:00pm |
DesignWare IP Development Kit (IP Prototyping KitならびにIP Virtual Development Kit)の実演ビデオを下記URLにて公開中
DesignWare IPについて
シノプシスは、システムオンチップ向けの高品質かつシリコン実証済みIPのリーディング?プロバイダである。シノプシスの多岐にわたるDesignWare IP群は、デジタル?コントローラIP/PHY/検証用滨笔からなる完全なインターフェイス (业界標準プロトコル) IP、アナログIP、組込みメモリー、ロジック?ライブラリ、プロセッサ?コアとそのサブシステムで構成されている。
IPに関連するソフトウェア開発とハードウェア/ソフトウェア統合を容易にするため、シノプシスは、これらのIPのドライバ?ソフトウェア、トランザクション?レベル?モデルそしてバーチャル?プラットフォームも提供している。また、FPGAベースのハードウェア?プロトタイピング?ソリューション HAPSを使用すれば、開発中のIPとそれを組み込むSoCがシステム全体の仕様に適合しているかどうかのバリデーションを実行できる。さらにバーチャル?プロトタイプ作成ツール Virtualizerを使用することにより、これらのIPあるいはSoC全体に必要となるソフトウェアの開発を、ハードウェア完成後に行う従来手法に比べてはるかに早い段階で開始できる。DesignWare IPは、信頼性の高い開発手法、品質確保のための巨額の投資の所産であるだけでなく、IPプロトタイプおよびソフトウェア開発環境や、包括的な技術サポートとともに提供されているため、设计者は、IPのSoCへの統合リスクを最小化し、最終製品の市場投入までにかかる期間を短縮することができる。詳細情報はhttp://www.synopsys.com/designwareより入手可能。
シノプシスについて
91吃瓜网 (Nasdaq上場コード:SNPS) は、グローバル?エレクトロニクス?マーケットでテクノロジ?イノベーションを展開している。そのソフトウェア製品、IP、技術サービスは、エンジニアが直面する设计/検証/システム開発/製造の課題の解決を支援しており、シノプシスは電子设计自動化 (EDA) ならびに设计資産 (IP) のリーディング?カンパニーとなっている。1986年の創業以来、世界中のエンジニアがシノプシスのテクノロジを使用して、何十億もの半導体やシステム機器を设计開発している。詳細な情報は、http://www.synopsys.com/japanより入手可能。
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日本シノプシス合同会社 フィールド?マーケティング?グループ 藤井 浩充
TEL: 03-6746-3940 FAX: 03-6746-3941